ビール日記

【ロマランド@モダンタイムス】ミスタークリーンは日本酒がお好き

LOMALAND

Modern Times

飲んだ感想

一瞬ピルスナーかと思ったくらい澄み渡った黄金色。めちゃめちゃ綺麗に濾過されたミスタークリーン。

香りは一瞬日本酒のような印象があって、しっかり主張してくるタイプ。柑橘系とかそういうフルーティーな感じはないかな。

味はほのかに苦みがあって、色味とは裏腹に意外としっかりとしたボディが感じられる。お酒らしさはあるけど、極端な味の尖りはナッシング。

セゾンって久々に飲んだかな?マジで何にでも合わせられるビールかなと思います。おすすめはお出汁の効いた鍋!

ビール解説

“ハイブリッドというよりは原点回帰指向の複雑だがドリンカブルなベルジャンスタイル・ファームハウスエール。使用している酵母が特徴的で、Dupont(1844年から醸造を続ける、ベルギーの歴史を体現するブリュワリー。

ベルギー国内で1番人気のセゾン「Saison Dupont」を造っている)の酵母95%、Westmalle(1836年初醸造の、トラピスト(修道院)ブリュワリーを名乗ることが出来る数少ないブリュワリー)の酵母5%をブレンドした特別な酵母で発酵させている。というのも、伝統的なベルギー酵母というのは発酵が進むにつれその力が弱まり、発酵終了段階が近づくと“怠けて”しまうという特徴がある。それを防ぐためにアグレッシブな酵母と混ぜ合わせることでより早く発酵が完了する助けとなるのである。Lomalandも商品開発段階ではSaison Dupontの酵母のみを使用していた。味わいは問題なかったが、発酵の進行スピードについては商売の観点から基準を満たしていなかった。そこで、Westmalleの酵母をブレンドして、期待通り発酵が進むように改良したのだ。グラスに注ぐと、やや霞みがかった黄金色の液体にしっかりとしたヘッドが乗っかり、見た目から美味しそうなセゾンだというのが分かる。香りを嗅ぐとはっきりとした酵母感、出来たてのパンの生地、ホワイトペッパーの香りが漂ってくる。フルーツのニュアンスも主張しすぎない程度に感じられ、Saazホップ由来のハーバルなスパイスの香りが全体のバランスを取っている。味わいは全体的にドライで、口に含んだ瞬間から酵母由来のペッパーが広がる。Pilsner Malt・Wheat Malt・トウモロコシを使用したことによるクラッカーのようなフレイバーで、非常にフレッシュ。フィニッシュは心地よい苦みが舌に残る。

軽すぎず重すぎず丁度良いミディアムボディで強めのカーボネーションを持つ、セゾンらしいセゾン。名前はブリュワリーの 位置するサンディエゴのポイントロマにかつて存在した美しくも狂ったユートピアコミュニティであり、ポイントロマの最初の定住者であった「Lomaland」に由来する。 ”

インポーターより

販売店情報