The Black Book MU
West Coast Brewing

飲んだ感想
【Looks】OG同様の漆黒
【Flavor】こちらはしっかりコーヒースタウト、チョコレートに近い甘い香りもほんのりと。
【Taste】うーん、上質。OGとベースとなるものは同じでありつつ、違いはまろやかさとトロミ。ビール感ある苦みも少しだけ残しつつも、より優しい飲み心地に近付いているのはMUである。
【Summary】無駄な尖りがない、優しさに溢れたスタウト。ちなみにアルコール感は優しくない。気にせず飲めちゃう味わいにまとめてるのが本当にズル過ぎる。たまたま同じ日に発見して、ハシゴできてよかった。
【Score】4.25
ビール解説
ずっと考えている。気がつけばずっと。
初めて見た時から、あの本のことを。
アカデミーには、祖母がアルケミストだったことで入学できた訳だが、これまでのそこでの生活はクソだった。
何をやっても上手くいかず、周りの奴らは皆オレをバカにした。家柄だけがよく何をやっても上手くいかない奴の気持ちなど、Prodigyのように天才的な才能がある奴にはわかるまい。
だから、ホップライブラリーの奥の閉ざされた部屋を見つけた時、その中に何があるのかを確かめずにはいられなかった。
そして、そこにあの本があったのだ。
その時から決して頭から離れない…!
無論、それを手に取って開いてはいけないことは分かっている。なぜなら、かつて祖母からアカデミーの奥深くには、HOP BREAKERを蘇らせる闇のアーティファクトが隠されていると聞いたことがあったからだ。
ただずっと声が聞こえる。
<力が欲しければ、我を解放せよ>
分かっているのだ。
これが禁断の”THE BLACK BOOK”だということは。
ビターチョコレートやコーヒーのアロマ。エスプレッソとチョコレートが濃厚に絡み合うような、カフェモカ風のとろけるような口当たり。後口にほんのりと感じる、アルコールの優しい温かみに陶酔。
ブルワリーより
販売店情報
オンラインでは見つからず…
私は新宿の「Watering Hole」さんでいただきました!
